帯状疱疹予防接種について

更新日:2025年05月26日

帯状疱疹予防接種(定期予防接種B類)について

中能登町では令和7年6月より下記の方を対象とし帯状疱疹予防接種を開始します。

この予防接種は主に個人の重症化予防を目的として行うもので、義務ではありません。接種を希望する場合は、予防接種の効果と副反応等について十分ご理解されたうえで接種してください。

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、過去に水痘にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経支配領域に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱が出現する病気です。

合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。

帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。

対象者

1.令和7年度内に 65、70、75、80、85、90、95歳および100歳以上になる方

(年度内に70~100歳を迎える方は令和7年度~令和11年度までの5年間の経過措置として対象、100歳以上の方は令和7年度のみ対象)

2.60~64歳の方で、免疫機能低下の障害で、身体障害者手帳1級をお持ちの方

接種期間

令和7年6月2日(月曜日)~令和8年3月31日(火曜日)

接種方法

帯状疱疹ワクチンは、2種類あります。接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。医師と相談の上、接種するワクチンをご検討ください。

名称

乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」

(生ワクチン)

シングリックス

(組換えワクチン)

接種回数

1回

2か月以上の間隔をおいて2回接種

接種方法

皮下に接種

筋肉内に接種

接種できない方

病気や治療によって、免疫が低下している方は接種できます。

免疫の状態に関わらず接種可能です。

接種に注意が必要な方

輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上おいて接種してください。

筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です。

【帯状疱疹ワクチンの効果】

 

乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」(生ワクチン)

シングリックス

(組換えワクチン)

帯状疱疹に対するワクチンの効果(報告)

接種後1年時点

6割程度の予防効果

9割以上の予防効果

接種後5年時点

4割程度の予防効果

9割程度の予防効果

接種後10年時点

7割程度の予防効果

*合併症の一つである帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

【接種後の症状・副反応】

接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。注射部位の腫れや、痛み、赤みがみられることがあります。接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。

主な副反応の発現割合

乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」

(生ワクチン)

シングリックス

(組換えワクチン)

70%以上

疼痛

30%以上

発赤

発赤、筋肉痛、疲労

10%以上

そう痒感、熱感、腫脹、疼痛、硬結

疼痛、腫脹、悪寒、発熱、胃腸症状

1%以上

発心、倦怠感

そう痒感、倦怠感、その他の疼痛

自己負担額

 

乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 2,000円(生活保護受給者は無料)
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」 6,000円×2回(生活保護受給者は無料)

 

接種場所

任意接種の助成について

50歳以上の方で、定期接種の対象者に該当しない方に接種費用の一部を助成します。

任意接種で町の助成を受けた方は、基本的に定期接種の対象外となりますのでご注意ください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康保険課感染症予防係

〒929-1692
石川県鹿島郡中能登町能登部下91部23番地
(行政サービス庁舎1階 行政サービスフロア)
電話:0767-72-3140