地籍調査について

更新日:2018年04月02日

人に戸籍があるように土地に「地籍」があるのをご存知ですか?

地籍に関するイラスト
地籍調査のイラスト

地籍調査は隣地との境界をはっきりさせるために、町が立会人となって調査する事業です。
今後、町全域を地区分けし地籍調査をすすめていきます。調査にご理解とご協力をお願いいたします。

1 地籍調査とは


・地籍とは、一筆ごとの土地に関する記録です。
地籍調査とは、一筆ごとの土地について、その所有者、地番及び地目の調査並びに境界及び地籍に関する測量を行い、その結果を地図及び簿冊に作成することをいいます。
現代においても、登記所に備えられている地図(公図)の約半分は明治時代の地租改正によって作られたものが多く、土地の境界が不明確であったり、測量も不正確であったりする場合もあるのが実態です。
地籍調査により作成された「地籍簿」と「地籍図」はその写しが登記所において地籍簿をもとに土地登記簿が書き改められ、地籍図が不動産登記法第14条の地図として備え付けられます。
地籍調査の成果は、個人の土地取引から公的機関による地域の整備まで、およそ土地に関するあらゆる行為のための基礎データとなるものです。

2 地籍調査は、こんなことに役立ちます。

・土地にかかるトラブルの未然防止に役立ちます。
土地の境界が不明確であると、住民間や官民間において境界紛争等様々なトラブルが発生しがちです。地籍調査の実施は、このようなトラブルを未然に防ぐことにつながります。

・災害の復旧に役立ちます。
地震、土砂崩れ、水害等の災害が起きてしまった場合、地籍調査が行われていれば、個々の土地が地球上の座標値で表示されているため、元の位置を容易に確認することができ、復旧事業に、大いに役立ちます。

・土地取引の円滑化に役立ちます。
正確な土地の状況が登記簿に反映され、登記制度の信頼性が向上するとともに、安心して土地取引が出来るため、経済活動の円滑化・活性化につながります。

・公共事業の円滑化に役立ちます。
地籍調査の成果は、各種公共事業の計画、設計、用地買収、完成後の維持管理の各段階の円滑な実施に大いに役立ちます。

・課税の適正化に役立ちます。
地籍調査未実施の地域においては、固定資産税の課税が、必ずしも実態を正確に反映しているとはいえない土地登記簿や公図に基づいて行われている場合があります。地籍調査を実施すると、面積が正確に測量されため課税の適正化に役立ちます。


今後の調査実施にご理解とご協力をお願いいたします。

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この記事に関するお問い合わせ先

農林課地籍調査係

〒929-1692
石川県鹿島郡中能登町能登部下91部23番地
(行政サービス庁舎2階 住環境整備フロア)
電話:0767-72-3923 ファックス:0767-72-3929

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